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神様のいない世界
第4章 躾
ギシッとベッドの軋む音と同時に、宗高がベッドに膝を着くと、そんな宗高から視線を反らせずに和隠は息を飲んだ。


また……私に触れるの?


そっと宗高の手が和隠に伸び、優しく頬を撫でられた。


「お帰りなさいは?」


「……っ待ってない」


『お帰り』は、待ってた人が無事に戻った時に言う言葉。帰って来て欲しくない人に言う言葉ではない。


和隠は睨むような視線を宗高に向けると、宗高は口角を上げた。


「……それなら待つように、身体に教え込むだけだ」


そう言って、先ほどまで優しく頬に触れていた手が髪に触れると、グッと力を込め、髪を鷲掴みにして和隠を自分に引き寄せた。


「痛っ!!」


和隠の歪む顔に顔を近づけ、唇に噛み付くようにキスをした。


「……っん、や……」


やめてという隙を与えず、開く口に舌を押し入れ口内を深く荒らす。
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