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神様のいない世界
第4章 躾
容赦無く進める行為に抵抗もせず身を任せれば、ギシギシとベッドのスプリングが軋み、下から突き上げられる圧迫感に体を揺さぶられる。

なんで私が……

そんな気持ちでいたのに、今ではその思考さえない。


「……っは、んあ……」


微かに聞こえる吐息は私のものか。

瞑っていた瞼をゆっくりと開けると、覆うように和隠の視界に入ってきたのは宗高。


整った顔に薄っすらと汗を滲ませ、射抜く様な鋭い目をしていて見下ろしていた。


「……っく」


一段と早い腰の動きと、より深くなる圧迫感。


「ッダメ」

「まだ……出すなって?……流石にっ……我慢の限界だ」


妖艶に笑う宗高に、和隠は苦しそうに首を振った。

もっとしてなんて頼んでない!!
中で射かないで!!

宗高の腹部を押して離れようとするが、それとは逆に宗高の手は和隠の腰を持ちげ、一層強く打ち付けた。


「んあっ!!」


ビクビクと自分の中で動くモノを感じ、和隠は息を切らした。

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