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神様のいない世界
第4章 躾
和隠は宗高に引っ張られるように部屋を出て階段を降りれば、数人の男がリビングにいる。


思わず手に力が入ると、それに宗高が応えるように引き寄せる。


「三浦、風呂に入ったら飯にする。何か出前でも取れ」


「……かしこまりました」


和隠に一瞬目を向けてから、三浦はそう返事をして携帯をかけ始めた。

浴室へと繋がる脱衣室で、宗高はさっと羽織ったガウンを脱ぎ捨てると、惜しみなく肉体美を和隠に見せつけた。

もう、見慣れたと言うくらい見せられていた和隠だが、場所が変わったせいか緊張して強張ってしまった。
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