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神様のいない世界
第4章 躾
「脱ぐ気がないならシャワーも浴びれないけど、そのまま何日もそうしている気か?」


宗高の言葉に、和隠は手の力を緩めた。

要するに、自分で脱ぐ以外風呂に入ることが出来ないということ。勿論、浴室に一人で入る事も許されないのだ。


「……脱ぎ……ます」


ゆっくりとガウンの紐に手を掛けるが、宗高に見られていることが屈辱的で同時に恥ずかしさまで込み上げる。

ふと宗高を見れば、見据える様に視線を外さずに居て、居た堪れなくなった。


「……いつまで見てるつもりですか?」

「いつまででも」


さらっと返された言葉に手を止めたが、要するに脱ぐまで見ていると言う事なのだろうと、諦めて紐を解いた。
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