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神様のいない世界
第4章 躾
そう思って見上げていると、握られていた腕をより強く掴まれ痛みに表情が曇った。
「政安と何があった」
そう聞く宗高の言葉に和穏は眉間にシワを寄せた。
「何があった」って、何のことを言っているんだろう?ここに連れて来られてから衝撃的な事しかないのに。
もちろん言葉にできるはずもない私が口を閉ざしていると、宗高の視線の冷たさに体が震え出してきた。
「……何を怯えてるんだ?俺が、怒る様な事でもしたのか?」
「……怯えてるのは、ここに連れて来られてからずっとですけど」
「それはそうだな」
そう笑ったかと思いきや、強く掴まれていた腕をそのまま引っ張り投げられ、スプリングのきいたベッドに投げ飛ばされた。
「政安と何があった」
そう聞く宗高の言葉に和穏は眉間にシワを寄せた。
「何があった」って、何のことを言っているんだろう?ここに連れて来られてから衝撃的な事しかないのに。
もちろん言葉にできるはずもない私が口を閉ざしていると、宗高の視線の冷たさに体が震え出してきた。
「……何を怯えてるんだ?俺が、怒る様な事でもしたのか?」
「……怯えてるのは、ここに連れて来られてからずっとですけど」
「それはそうだな」
そう笑ったかと思いきや、強く掴まれていた腕をそのまま引っ張り投げられ、スプリングのきいたベッドに投げ飛ばされた。