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神様のいない世界
第5章 出生
切れた宗高を善と相田が止められるわけもなく、その場に立ち固まっていた。
倒れた政安に馬乗りになり、胸ぐらを掴み拳で顔を殴っているところに三浦が現れると、その惨劇に言葉も出ず振りかざしていた腕を掴み止めた。
「宗高さん、落ち着いて下さい。やりすぎると死んでしまいますよ」
「こいつの一人や二人殺しても大した事ねぇよ、腹違いとは言って親父に認知もされて無いんだから」
宗高は三浦の腕を払いのけるとまた殴り始めた。
「和穏さんはいいんですか?」
「あぁ?!」
「今寝室に寝かせました。熱があるみたいで……」
宗高は殴っていた腕を止め、政安を放り捨てるように離し寝室へと向かった。
倒れた政安に馬乗りになり、胸ぐらを掴み拳で顔を殴っているところに三浦が現れると、その惨劇に言葉も出ず振りかざしていた腕を掴み止めた。
「宗高さん、落ち着いて下さい。やりすぎると死んでしまいますよ」
「こいつの一人や二人殺しても大した事ねぇよ、腹違いとは言って親父に認知もされて無いんだから」
宗高は三浦の腕を払いのけるとまた殴り始めた。
「和穏さんはいいんですか?」
「あぁ?!」
「今寝室に寝かせました。熱があるみたいで……」
宗高は殴っていた腕を止め、政安を放り捨てるように離し寝室へと向かった。