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神様のいない世界
第5章 出生
「付き合い悪いな?ほら脱力してるなよ、俺が逝くまで付き合えよ?」


宗高は何度も和穏を逝かせては意識が朦朧とする和穏の頬を軽く叩き戻しては、激しく攻め立てていた。

その行為が終わったのは日付が変わる少し前で、和穏はすっかり体力を使い果たし眠りについた。


寝室から出てきた宗高に気付いた三浦が待ちくたびれたように声をかけた。


「お疲れ様です。和穏さんはどうされました?」

「寝た」

「熱はどうですか?」

「下がってないけど、揺すっても起きない」


そう言ってミネラルウォーターをがぶ飲みしてテーブルに置いてあるタバコに手を伸ばした。
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