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神様のいない世界
第5章 出生
相田は直ぐに三浦の携帯に電話をかけ事情を話すと、行き先を『政安の母親の家』と指示を出し電話を切った。
三浦は席を外し電話を受けてから宗高の元へと戻った。
「何かあったのか?」
「いえ、大したことではありません」
宗高には事実を隠し仕事をさせていたが、宗高も馬鹿ではなく何かがあったのだと思うものの書類に目を通し終わるとふと三浦に尋ねた。
「和穏の事か?」
「……はい」
無事に見つかり連れ戻せたならば隠し通せる事だが、今マンションに戻ると言い出せば隠せることではないので素直に答えたのだ。
「どういうことだ?」
「……政安さんが和穏さんを連れ出したようです」
「相田はどうした」
「ホテルオープンの方に回してしまったので」
「てめぇ……」
「善が見張りにいたので、すみません」
「あいつは出禁なんだぞ?見張りになるか!!」
三浦は席を外し電話を受けてから宗高の元へと戻った。
「何かあったのか?」
「いえ、大したことではありません」
宗高には事実を隠し仕事をさせていたが、宗高も馬鹿ではなく何かがあったのだと思うものの書類に目を通し終わるとふと三浦に尋ねた。
「和穏の事か?」
「……はい」
無事に見つかり連れ戻せたならば隠し通せる事だが、今マンションに戻ると言い出せば隠せることではないので素直に答えたのだ。
「どういうことだ?」
「……政安さんが和穏さんを連れ出したようです」
「相田はどうした」
「ホテルオープンの方に回してしまったので」
「てめぇ……」
「善が見張りにいたので、すみません」
「あいつは出禁なんだぞ?見張りになるか!!」