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神様のいない世界
第6章 関係
政安の世話は放置するのに、男を飼う母親に寂しさを感じ、ヒモの男に甘えていた政安がその男たちと関係を持たないはずもない。
また、男も追い出されるのを恐れ、政安に手を出しては暴力を振るい、そしてまた政安を抱くという繰り返しで、政安もそれを愛情だと感じて育ったのだ。
母が連れ帰り住まわせた男は何人もいて、母親がその男に飽きれば捨てまた新しい男を連れてくる。そうもしていれば、男に媚びる技も覚えるのだ。
そんなある日
夜の街をブラブラしていた政安の横に黒のベンツが横付けされた。
「……最近、男を漁る子供がいると耳にしたが、お前のことか?」
そう声を掛けて来たのが宮川だったのだ。
危険な香りのする宮川に一瞬ビクつくが、逆にこの人がバックにつけば怖いものも無くなると浅はかにも考えたのだ。
また、男も追い出されるのを恐れ、政安に手を出しては暴力を振るい、そしてまた政安を抱くという繰り返しで、政安もそれを愛情だと感じて育ったのだ。
母が連れ帰り住まわせた男は何人もいて、母親がその男に飽きれば捨てまた新しい男を連れてくる。そうもしていれば、男に媚びる技も覚えるのだ。
そんなある日
夜の街をブラブラしていた政安の横に黒のベンツが横付けされた。
「……最近、男を漁る子供がいると耳にしたが、お前のことか?」
そう声を掛けて来たのが宮川だったのだ。
危険な香りのする宮川に一瞬ビクつくが、逆にこの人がバックにつけば怖いものも無くなると浅はかにも考えたのだ。