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神様のいない世界
第6章 関係
「私……いらない人みたい」


ただ誰かに聞いてもらいたい。
『大丈夫だよ』って言ってもらいたのに、そう言ってくれる人はいなくて、すがりついた宗高にまで『信用できない』とあしらわれたんだ。


「こんな時に何言ってんだよ、薬飲んで寝てろ。若頭が帰ってきたら医者に行こう、な?」

「私、本当に……お父さんとお母さんの娘じゃないのかな?ずっと一緒に居たんだよ?弟が生まれた時も、両親に似てないってからかわれた時も、ギュって抱きしめてもらったのに……」


困った表情の善にから笑いをしてしまう。

本当に私の両親は違うんだと分かってる。だけど信じたくない。本当のお母さんはどこにいるのかもわからないし、本当に沢口組の組長が私の父親なら、何でこうなる前に会いに来ないのかとか……考えれば考えるほど『生みの親』と『育ての親』両方に捨てられたんじゃないのかと。
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