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神様のいない世界
第6章 関係
宗高にしがみついたままの状態で診察を終えた和隠を心配そうに見つめる宗高の姿を、高井戸は微笑ましく思っていた。


怪我の診察がほとんどの宗高の呼び出しが、少女の高熱の呼び出しだったからだ。


「そんなに心配せずとも大事ないですよ?注射もしましたし、よく寝てらっしゃるから目が覚めれば起き上がれるでしょう、軽く食事をさせて薬を飲ませて上げてください」

「手間かけさせたな?」

「いいえ、安心して寝てるのでしょうからいたわってあげて下さい」


宗高は微妙な表情をすると、高井戸は笑顔を見せて帰って行った。

診察中の目を覚まさず宗高にしがみついたままの和隠が、自分がいることで安心しているのだろうかと考えていたのだ。

連れ攫ってきてから和隠にとって苦痛でしかない事が続いていて、その原因である自分を頼りにすがっているとは思えないのだ。
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