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第7章 変化

「ッ馬鹿にすんな」


軽く頭を叩かれ、和隠は恨めしいそうに頭を撫でてボソリと言う。


「宗高に言いつけてやる」

「調子に乗るな、若頭を呼び捨てにしてんじゃねーよ」


部が悪そうに和隠を見る善にいーっと歯を見せる和隠を見て笑う善に、和隠も笑った。


「ま、お伺いは立てねぇとダメだからな」


そう言った善は携帯を取り出して電話をかけた。


「善です」


もちろんその相手は宗高である。
和隠もそうだろうと思いながら電話をかける善を心配そうに見つめていた。


「どうした、和隠か？」

「はい、今起きて来て気分転換に外に買い物に行こうと思ったんですけど」

「却下だ」

「……わかりました」


善は直ぐに電話を切り、和隠に苦笑して見せた。