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神様のいない世界
第7章 変化
「ダメだったんでしょ?やっぱり」
「わりい、期待だけさせて」
「別にいいよ、どうせ人質だもん。そうそう外には出さないでしょう?……ベランダ、出てもいい?」
「あぁ」
広めのベランダのあるマンションで、部屋には高級家具が揃えられてあるが、ベランダには何もない。
「あっつー」
真夏の日中はジリジリと肌を焼いている。
外履きのサンダルもなければ、室内用のスリッパさえない和隠は裸足でベランダに出たのだ。
少し我慢するものの、やっぱり熱くて走って部屋に戻ると、子供のような和隠を見て笑っていた。
「あっつ!!」
「馬鹿だな、熱いに決まってんだろ?」
「スリッパくらい貸してよ」
ふて腐れる和隠に履いていたスリッパを渡し、それを履いてもう一度ベランダに出た。
「わりい、期待だけさせて」
「別にいいよ、どうせ人質だもん。そうそう外には出さないでしょう?……ベランダ、出てもいい?」
「あぁ」
広めのベランダのあるマンションで、部屋には高級家具が揃えられてあるが、ベランダには何もない。
「あっつー」
真夏の日中はジリジリと肌を焼いている。
外履きのサンダルもなければ、室内用のスリッパさえない和隠は裸足でベランダに出たのだ。
少し我慢するものの、やっぱり熱くて走って部屋に戻ると、子供のような和隠を見て笑っていた。
「あっつ!!」
「馬鹿だな、熱いに決まってんだろ?」
「スリッパくらい貸してよ」
ふて腐れる和隠に履いていたスリッパを渡し、それを履いてもう一度ベランダに出た。