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第7章 変化

「そろそろ帰ってくる頃だよね？」


和隠がテーブルにおかずを並べ出すと、善はそれを見て固まっていた。


「……これ全部作ったのか？」

「はぁ？他にどうしたっていうの？2人しかいなかったし、材料見たでしょ？」

「……いや、そうだけどさぁ」

「家だとこんなにおかずを並べることなかったから、ちょっと手間取ったけど、味見もしたし大丈夫だよ？」


メンチカツとエビフライに、ポテトサラダと厚焼き卵、キャベツとミョウガの塩もみと大根とワカメの味噌汁。

善も和隠がここまで作るとは思っていなかったので、テーブルに並ぶそれに驚いていたのだ。


「すげぇな？」


善が素直にそう言うと、和隠は少し照れたように笑った。