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神様のいない世界
第7章 変化
もしかして買い出しに行ってくれた人達がお金を出したのかな?

少し複雑な思いをしながら、でも、それに触れずに食事をする。


「……上手いな」


宗高が口に運んで第一声にそう言ったので、肩をなでおろす和隠を気にすることなく、ガツガツと食べる善に、三浦と相田は苦笑していた。


「善、もしかして昼抜いたのか?」

「いえ、そうめんだけだったので」


相田の問いにそう答えた善の茶碗は直ぐにからになった。


「よそってきますよ……っていうか、そうめんだけって言うけど、何人前食べたと思ってるんですか?!」

「あぁ?何人前食ったって、そうめんはそうめんだろうが」


和隠の嫌味に眉間にしわを寄せ、応戦する善に三人は目を奪われていた。


「燃費悪すぎなんですよ」


大盛りの白米を渡しながらそう言った和隠から茶碗を奪うように受け取り、勢い良く食べる姿に和隠が笑みをこぼした。
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