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神様のいない世界
第7章 変化
ご飯一粒残さず綺麗に食べた食器のあと片付けてを済ませ、和隠が人数分のお茶を入れると、三浦が席を立つと相田も立ち上がった。


「あの……」

「善も帰るぞ?」

「はい」


相田に促され善も席を立つ。


「っあの、帰るんですか?」

「えぇ、食事に誘っていただきありがとうございました。美味しかったです、ご馳走様でした」


三浦がそう言ったので、和隠はチラッと宗高を見た。


帰っちゃうの?
いつも一緒にいたのに?!


宗高と目が合うとすぐにそらし、引き止めるのもおかしいしどうしたらいいのかと、手が止まった。


「気をつけて帰れ。久々だからゆっくり休めよ、羽伸ばして遊びすぎんなよ?」

「心得てます。8時半に迎えに上がります」


三浦が宗高に返事をして帰って行くと、ソファーに座り直した宗高がTVをつけ、その音だけが響いていた。
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