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神様のいない世界
第7章 変化
あれもこれもと書いて買ってもらったのは理解してたけど、てっきり宗高が買ってくれたんだと思ってたよ!!
口をあんぐりと開けた和隠を見た宗高は、声を殺すように肩を揺らした。
「他に欲しいものはあるか?」
「特には思いつかないですけど」
「服とか靴とかは言わないのか?」
「……それは、一日ローブ姿はやですけど、外に出られないので」
「一応立場を理解しているんだな?」
「理解……してますよ、人質ですから」
「……人質、ね」
「あ、でも下着は欲しいです。すうすうして動きにくいですから」
「そうか、まぁそれもそうだな」
現在、和隠は宗高のものだと周知の事実であるので、宗高のマンションに出入りする者が和隠が例え裸であろうと変な気を起こすことは無い。勿論、日中の見張り番の善も同じだ。
口をあんぐりと開けた和隠を見た宗高は、声を殺すように肩を揺らした。
「他に欲しいものはあるか?」
「特には思いつかないですけど」
「服とか靴とかは言わないのか?」
「……それは、一日ローブ姿はやですけど、外に出られないので」
「一応立場を理解しているんだな?」
「理解……してますよ、人質ですから」
「……人質、ね」
「あ、でも下着は欲しいです。すうすうして動きにくいですから」
「そうか、まぁそれもそうだな」
現在、和隠は宗高のものだと周知の事実であるので、宗高のマンションに出入りする者が和隠が例え裸であろうと変な気を起こすことは無い。勿論、日中の見張り番の善も同じだ。