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神様のいない世界
第7章 変化
和隠が善を見ると、ぽりぽりと頭をかきソファーの背もたれに体を預けた。
「ニコニコして見てりゃいいだろ」
「は?何ニヤニヤしてんだって言われるよ。って言うか、見たいわけじゃないし」
「……じゃ、見なきゃいいだろ」
「だから、見ないって言ったら怒鳴られたんだよ、どうしろって言うの?」
不貞腐れた和隠を横目で見て微笑んだ善と目を合わせた。
「善、笑うと変な顔」
「あぁ?!」
善が威嚇すると和隠はけたけたと笑だし、怒る気も失せた善はタバコに火をつけた。
善はヤクザ丸出しの外見なのだか、まるで兄妹のような感覚で話せる雰囲気が和隠にしてみれば気持ちがよく、また善も、本来はよく笑ってよく話す子なんだと、タメ口や呼び捨てをされても気にもしないくらいに気を許していた。
「ニコニコして見てりゃいいだろ」
「は?何ニヤニヤしてんだって言われるよ。って言うか、見たいわけじゃないし」
「……じゃ、見なきゃいいだろ」
「だから、見ないって言ったら怒鳴られたんだよ、どうしろって言うの?」
不貞腐れた和隠を横目で見て微笑んだ善と目を合わせた。
「善、笑うと変な顔」
「あぁ?!」
善が威嚇すると和隠はけたけたと笑だし、怒る気も失せた善はタバコに火をつけた。
善はヤクザ丸出しの外見なのだか、まるで兄妹のような感覚で話せる雰囲気が和隠にしてみれば気持ちがよく、また善も、本来はよく笑ってよく話す子なんだと、タメ口や呼び捨てをされても気にもしないくらいに気を許していた。