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神様のいない世界
第8章 贈り物
「何がおかしいんですか?」

「別に?」


しらっと言い切った宗高を睨む和隠は、様子を見ながら話し出すタイミングを見計らっていた。


「あの、そろそろ学校が夏休みに入るんです」

「学校に行きたいと?」


TVを見ながら飲み続けている宗高は、和隠も見ずにそう聞き返した。

部屋から出す気のない宗高は、次の言葉を否定しようと待っていた。


「ダメですよね?」

「あぁ」


簡単に返事をする宗高。予想通りの解答だが、やはりショックはあった。


「そっか、じゃ、私中卒か。この先生きられるかも分からないしね」


『大学には行かせられないけど、高校ぐらいは出ないとな?』そう笑った父の言葉を思い出していた。


「死ぬつもりでいるのか?」


和隠の言葉に宗高は目を見開きそう言った。

死ぬ気などなく、強気でいた和隠からそんな言葉が出るとは思っていなく、また宗高のマンションに来てからは楽しそうにしていたから余計に驚いたのだ。
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