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神様のいない世界
第9章 新事実
高井戸の帰る後ろ姿を見つめていた。


捨てられた私を私自身が捨て何が悪いの?


そんな気持ちでいると、宗高の手が和隠の頭を鷲掴みにした。


「ビビらせやがって……置いて行って悪かったな?聞きたいこと答えてやるよ?」


宗高の言葉に和隠は反応しなかった。


「聞きたい事あるだろ?」

「別に……ない」

「……機嫌治せって、水に浸かった抗議もしっかり受け取ったから」

「だから、聞きたくないんだってば」


和隠は宗高の手を振る払って毛布を頭から被った。

宗高は振り払われた手の置き場が見つからず、そのまま善と三浦を見ると、二人も肩を落とした。

完全にヘソを曲げた和隠に打つ手無しなのだ。


「あー……和隠を産んだ親はな?」


宗高が言葉を選びながら話出すと、和隠は毛布の中で耳を塞ぎ『あー』と声を出した。
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