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神様のいない世界
第9章 新事実
そこには宗高がいて、ソファーで一人で飲んでいた。
「まだ起きてたのか?」
振り返りもせず宗高が言い、グラスにウィスキーを注いだ。
空になった瓶をテーブルに置き、グラスに手をかけて振り返った。
「ベッドが広すぎて寝られないとか言うなよ?」
宗高が鼻で笑うと、和隠はゆっくりと足を進め宗高の横に立った。
「飲み過ぎなんじゃない?」
「原因のお前が言うな」
「……おつまみあるから持ってくる」
「それならついでにもう一本持ってこい」
和隠に空の瓶を渡すので、それを受け取った。
『原因』は、私が話を拒否したからだろうか。
でも、聞いても聞かなくてもこの人には関係ないはずなのに。
和隠は少し卑屈なっていてそんなことを考えながら、キッチンに行き、おつまみを取ってテーブルに置いた。
「まだ起きてたのか?」
振り返りもせず宗高が言い、グラスにウィスキーを注いだ。
空になった瓶をテーブルに置き、グラスに手をかけて振り返った。
「ベッドが広すぎて寝られないとか言うなよ?」
宗高が鼻で笑うと、和隠はゆっくりと足を進め宗高の横に立った。
「飲み過ぎなんじゃない?」
「原因のお前が言うな」
「……おつまみあるから持ってくる」
「それならついでにもう一本持ってこい」
和隠に空の瓶を渡すので、それを受け取った。
『原因』は、私が話を拒否したからだろうか。
でも、聞いても聞かなくてもこの人には関係ないはずなのに。
和隠は少し卑屈なっていてそんなことを考えながら、キッチンに行き、おつまみを取ってテーブルに置いた。