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神様のいない世界
第10章 事件
それでも二人は一緒に寝室で寝て、朝には和隠の機嫌も治っている。
宗高が和隠を懐柔したのだと思うと、どんなテクニックを持っているんだろうと、想像していた。
「善、大丈夫?変な顔してるよ?」
「善は元々変な顔だろ」
いつの間にか二人の視線を集めていたらしく、怪しむように見られていたことに気づくと
「トイレ行ってきます」
と、そそくさとリビングから出て行った。
股間の収まりが悪くトイレに篭る善だが、宗高の部屋のトイレで抜くことは恐れ多くて出来るわけもなく、やっと落ち着いてからリビングに戻ると、宗高の視線があまりの威圧感で視線を逸らした。
「善、てめぇ……」
「な、なんにもしてないっすよ?」
和隠はそのやり取りの意味がわからないので、二人を交互に見ながら、怯える善を見て笑っていた。
宗高が和隠を懐柔したのだと思うと、どんなテクニックを持っているんだろうと、想像していた。
「善、大丈夫?変な顔してるよ?」
「善は元々変な顔だろ」
いつの間にか二人の視線を集めていたらしく、怪しむように見られていたことに気づくと
「トイレ行ってきます」
と、そそくさとリビングから出て行った。
股間の収まりが悪くトイレに篭る善だが、宗高の部屋のトイレで抜くことは恐れ多くて出来るわけもなく、やっと落ち着いてからリビングに戻ると、宗高の視線があまりの威圧感で視線を逸らした。
「善、てめぇ……」
「な、なんにもしてないっすよ?」
和隠はそのやり取りの意味がわからないので、二人を交互に見ながら、怯える善を見て笑っていた。