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神様のいない世界
第10章 事件
明け方、物音がして目を覚ますと、帰らないと言っていた宗高が着替えをしていた。
「おかえりなさい」
「あぁ、起こしたか?」
「帰ってこないかと思ってた」
「……善はどうしてた?」
「客室で直ぐに休ませた。レバー嫌いだって言ってたけど無理やり食べさせたよ?」
「そうか」
宗高は笑みをこぼしベッドへと倒れこんだ。
「疲れてる?」
「まぁな……お前の事も親父に話した」
宗高は腕を目の上に置いて、相当疲れたのか大きく息を吐いた。
「俺の実家に連れて行く。善も休ませないといけないしな?」
「……うん」
組長の家に行くのかと気が重くなるが、善の怪我も元をたどれば自分がいるからなんだと思ったのだ。
「善を……刺した人はどうしてるの?」
「洗いざらい話させて、送り返してやったよ……沢口組にな」
「おかえりなさい」
「あぁ、起こしたか?」
「帰ってこないかと思ってた」
「……善はどうしてた?」
「客室で直ぐに休ませた。レバー嫌いだって言ってたけど無理やり食べさせたよ?」
「そうか」
宗高は笑みをこぼしベッドへと倒れこんだ。
「疲れてる?」
「まぁな……お前の事も親父に話した」
宗高は腕を目の上に置いて、相当疲れたのか大きく息を吐いた。
「俺の実家に連れて行く。善も休ませないといけないしな?」
「……うん」
組長の家に行くのかと気が重くなるが、善の怪我も元をたどれば自分がいるからなんだと思ったのだ。
「善を……刺した人はどうしてるの?」
「洗いざらい話させて、送り返してやったよ……沢口組にな」