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神様のいない世界
第10章 事件
仕立てるということは、私が誰の子でもいいってこと。
言い換えれば、私じゃなくてもよかったって事だ。

私の家族をメチャクチャにしたのに、ヤクザのいざこざに穏やかだった生活がなくなって、私はお母さんに捨てられたんだ。

誰でもよかったのならなんで私なの?


悔しくて切なくて、和隠は唇を噛んだ。


「真相を深く探るつもりもなかったんだ。でっち上げればどうにでもなるしな?だが、俺の気が変わったんだよ、お前をそばに置くと決めたなら、知っておかなくてはならないからな?」


宗高がそう言うが、和隠にはその真意がわからないのだ。
どうしたって、初めてあった時の『駒』は拭いきれない心の傷として残っていて、『ずっと居てやる』の言葉も信じられないのだ。


いつか道具として使われると。
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