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神様のいない世界
第2章 陵辱
「っこの!!」
宗高は噛み付かれた手を振り払い、和穏を張り倒すと、その勢いで和穏の身体が床を滑った。
「……っ若!!」
皆、宗高の心配をすると同時に、和穏の行動に怒りを向けた。
「てめぇ!!何してくれてんだ、あぁ?!」
和穏の胸ぐらを掴んだのは善で、拳を振り上げる強面のその表情は青筋が見えるほど。
和穏も無事では済まないと、歯を食いしばり目を閉じると、それを宗高が止めた。
「手を離せ!!」
「でも、若!!」
「……いいから手を離せ」
宗高の地を這う様な低い声は、善の手から力を抜けさせるほどの威力があり、また、既に恐怖に腰を抜かしたら和穏は立っていられずに、床に崩れ落ちた。
ガクガクと顎が震え、歯がカチカチと音を立てていた和穏へとゆっくりと近づく宗高は、噛まれた手を撫でていた。
「自分が誰に何をしたか分かってんのか?」
宗高は噛み付かれた手を振り払い、和穏を張り倒すと、その勢いで和穏の身体が床を滑った。
「……っ若!!」
皆、宗高の心配をすると同時に、和穏の行動に怒りを向けた。
「てめぇ!!何してくれてんだ、あぁ?!」
和穏の胸ぐらを掴んだのは善で、拳を振り上げる強面のその表情は青筋が見えるほど。
和穏も無事では済まないと、歯を食いしばり目を閉じると、それを宗高が止めた。
「手を離せ!!」
「でも、若!!」
「……いいから手を離せ」
宗高の地を這う様な低い声は、善の手から力を抜けさせるほどの威力があり、また、既に恐怖に腰を抜かしたら和穏は立っていられずに、床に崩れ落ちた。
ガクガクと顎が震え、歯がカチカチと音を立てていた和穏へとゆっくりと近づく宗高は、噛まれた手を撫でていた。
「自分が誰に何をしたか分かってんのか?」