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神様のいない世界
第2章 陵辱
まさか噛まれるとは思ってもいなかった宗高は、驚いて和穏を突き飛ばしたのだが、既に3時間近くタオルを口に咥えさせられていた和穏には噛む力など殆ど残ってはいなく、甘噛み程度だった。
和穏も思いっきり噛み付くはずが、顎に力が入らず逆に鈍痛が襲ったので、思いのほか力が入らなかったのだ。その上、恐怖で顎が痙攣していて、腰を抜かすほど力も入らない。
和穏と宗高は互いに感じ取ったのだ。
『絶対的な力の差』
絶対的有利な宗高と、絶対的不利な和穏の位置関係ははっきりしたのだ。
「山城組若頭、山城宗高……これが俺の肩書と名前だ。……どういう事かわかるか?次期組長にお前は牙を剥いたんだ。ただで済むと思うな」
「……っ!!」
和穏は声も出せずに身と強張らせた。
既に力の差は歴然で、強者と弱者は目に見えているのに、宗高は絞りあげる力を緩める気は無かったのだ。
狂気に満ちた眼はしっかりと和穏を捕らえていた。
「初体験で俺は興奮してんのかなぁ?」
そう言って和穏の前にしゃがんだ宗高は、和穏の前髪を鷲掴み顔を引き寄せた。
和穏も思いっきり噛み付くはずが、顎に力が入らず逆に鈍痛が襲ったので、思いのほか力が入らなかったのだ。その上、恐怖で顎が痙攣していて、腰を抜かすほど力も入らない。
和穏と宗高は互いに感じ取ったのだ。
『絶対的な力の差』
絶対的有利な宗高と、絶対的不利な和穏の位置関係ははっきりしたのだ。
「山城組若頭、山城宗高……これが俺の肩書と名前だ。……どういう事かわかるか?次期組長にお前は牙を剥いたんだ。ただで済むと思うな」
「……っ!!」
和穏は声も出せずに身と強張らせた。
既に力の差は歴然で、強者と弱者は目に見えているのに、宗高は絞りあげる力を緩める気は無かったのだ。
狂気に満ちた眼はしっかりと和穏を捕らえていた。
「初体験で俺は興奮してんのかなぁ?」
そう言って和穏の前にしゃがんだ宗高は、和穏の前髪を鷲掴み顔を引き寄せた。