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神様のいない世界
第2章 陵辱
和穏の抵抗は手足が拘束されているためたいした動きも出来ず、押さえ込む必要も無い。

自由な口ですら凶器にもならない。

泣き叫びもがくだけの和穏に胸を踊らせる宗高もまたサディストである。


「泣け泣け!泣いて俺を煽れよ」


「っく、いっ……痛い!!ヤメでぇ!!っ変態!!…っや、やめて!!やだぁ!!」


スカートの中に手を入れた宗高は太腿をさすれば、和穏はその手に反応してより大きな抵抗を見せた。

大きな男の手に怯え、全身が逆毛立つ。


「カメラ用意しろ。折角だから記念写真でも撮っておくか?」


宗高は和穏の顎を持ち、笑いながら見据えて指示を出した。

既に泣きじゃくっている顔には髪の毛が張り付き、それを小指でゆっくりと剥がす宗高は、怯え切った和穏の顔を何度も声を出して笑いそうになるのを堪えていた。


「だったらビデオも撮っておけ。自分の娘の強姦ビデオなんてそうそう見られるものじゃねーからな?」


宮川は、ソファに座ったまま新たにタバコに火をつけ、楽しそうな宗高の背中を見ながらさらに指示を出した。
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