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神様のいない世界
第2章 陵辱
濡れていない陰部に押し込まれ、初めての異物感に痛みと不快感しか無く、身体を這うしたの感覚も気持ち悪くて『感じる』どころでは無いのだ。


「三浦、ローション」


指を抜いた宗高が、ソファーの後ろに立ったままの側近の三浦に手を伸ばし、指を動かして催促すると、眉間にシワを寄せてから部屋から出て行った。

その間シャッターを切られ、宗高に太腿を噛まれたりと和穏ももうダメだと思い、抵抗すら出来なくてすすり泣くばかりだった。


「お持ちしました」


むすっとしたまま小さなボトルを手渡すと、三浦は部屋を出て行き、宗高もその後ろ姿を見て笑った後に再開する。

三浦はこういう行為があまり好きではない。

だからレイプなどの現場にはあまり顔を出さないのだが、これも極道のスジの通し方の一つだと思うと、口を挟めないのだ。

また、幹部が気に入った女を手篭めにするのも、格下のものが口を挟める事では無いので、結局止める事も出来ず、現場から離れ見ない事で自分を言い聞かすのだった。
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