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神様のいない世界
第3章 境遇
政安の中にあるローターがぶつかり合って鳴るカチカチという音と、アナルに塗るジェルがたてる水音が和穏の耳を犯す。
政安……男子の名前、だよね?
ローターって……何をしてるの?
この音は何?!
和穏は近くで何が起こって居るのかが分からず、聴覚の情報だけを頼っていた。
バイブやローターなど電子音の正体を察するには、無知に等しい和穏には想像もできない。
政安が悶え感じている間、宮川が和穏に視線を移す。
じっとしている和穏だが、聞き耳を立てている耳は微かに動き赤くなっていた。
政安の暴れ具合と喘ぎでもなお、寝ていられるはずもない事は分かっていて、それでも寝たふりをする和穏が可笑しくて堪らなかったのだ。
政安……男子の名前、だよね?
ローターって……何をしてるの?
この音は何?!
和穏は近くで何が起こって居るのかが分からず、聴覚の情報だけを頼っていた。
バイブやローターなど電子音の正体を察するには、無知に等しい和穏には想像もできない。
政安が悶え感じている間、宮川が和穏に視線を移す。
じっとしている和穏だが、聞き耳を立てている耳は微かに動き赤くなっていた。
政安の暴れ具合と喘ぎでもなお、寝ていられるはずもない事は分かっていて、それでも寝たふりをする和穏が可笑しくて堪らなかったのだ。