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神様のいない世界
第3章 境遇
宮川が和穏に手を伸ばすと、政安は身体を捻り反動を利用して横に転がり、思いっきり和穏の上に乗上した。
「んっ?!」
驚いた和穏は結局声を上げてしまい、寝たふり続行不可となった。でも政安のその行動が和穏を救った事になり、宮川の伸ばした手は和穏に触れる事はなかった。
そして同時に開脚していた足が宮川を蹴り押していて、後ろに手をつく宮川が身体を起こしながらその足を掴んだ。
「っこの!!」
怒った口調で言うものの、政安が潤んだ目で宮川を睨み上げると、宮川の口元が緩み笑い出した。
「小さなナイトだなぁ政安。和穏に手を出すなって?」
「んああ、うんあ」
「涎、垂らしすぎだ」
「んっ?!」
驚いた和穏は結局声を上げてしまい、寝たふり続行不可となった。でも政安のその行動が和穏を救った事になり、宮川の伸ばした手は和穏に触れる事はなかった。
そして同時に開脚していた足が宮川を蹴り押していて、後ろに手をつく宮川が身体を起こしながらその足を掴んだ。
「っこの!!」
怒った口調で言うものの、政安が潤んだ目で宮川を睨み上げると、宮川の口元が緩み笑い出した。
「小さなナイトだなぁ政安。和穏に手を出すなって?」
「んああ、うんあ」
「涎、垂らしすぎだ」