この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
神様のいない世界
第3章 境遇
「まぁ……死なない程度に好きにしろ」


「いらないから持って行ってよ。どうせまた手足縛って出て行くんでしょ?」


「……逃げらんねぇだろ?しっかり見張り番も数人付けとくし。あー、それと、俺以外の名前を覚えるな。善の名前も忘れろ」


はぁ?何言ってんの、この人。


和穏が眉間にシワを寄せて見上げると、宗高も自分が発した言葉の意味に後悔をする。


「あ"ー、取り合えず俺の言う事を聞いていれば悪い様にはしない、いいな?」


いい訳ないでしょ?

そうは思っても、そう口にできないのは、何だかんだ言っても宗高が怖いのだ。

顔を逸らし少しふて腐れると、和穏の頭の上に大きな手が乗る。


「寂しがるな」


和穏は自分が家族を恋しがってる事に、宗高が気付いて励ましてくれているのかと耳を疑った。

そんな優しさなら、解放して!!

そう怒鳴りたくなるのを必死に飲み込んだのだ。
/393ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ