この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
―不還―
第4章 決断
「逃走に限界がきてもし捕まってしまったら…?
貴方も俺も捕らえられて、そして俺は貴方以外の人間に殺される、
それだけは絶対に嫌なんです」
「エレン…」
この旅路でリヴァイも心のどこかでこの逃避行には、
限界があるとは気が付いていた。
でもエレンをどうしても逃がしたかった、失いたくなかった、
一緒に逃げたかった…。
今回の件は自分のエゴでもあると分かってはいた。
もうこの選択しか道は残されてはいなかった…。
エレンは立ち上がると後ろに置いていた装置の所に行った。
グリップに刃を挿してそれを引きずって持ってきた。
そしてそれをリヴァイの手に握らせて、その上から手を握る…。
貴方も俺も捕らえられて、そして俺は貴方以外の人間に殺される、
それだけは絶対に嫌なんです」
「エレン…」
この旅路でリヴァイも心のどこかでこの逃避行には、
限界があるとは気が付いていた。
でもエレンをどうしても逃がしたかった、失いたくなかった、
一緒に逃げたかった…。
今回の件は自分のエゴでもあると分かってはいた。
もうこの選択しか道は残されてはいなかった…。
エレンは立ち上がると後ろに置いていた装置の所に行った。
グリップに刃を挿してそれを引きずって持ってきた。
そしてそれをリヴァイの手に握らせて、その上から手を握る…。