この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マスター・ナオキの怪店日記
第3章 新天地を求めて

 長澤信彦は、埼玉県で造園業を営んでいたというのだが、その風貌からするとちょっと驚いたというのが尚樹の印象だった。
 植木屋さん、というと体格がよくてねじり鉢巻きが似合うというイメージを抱くのだが、信彦の見た目は瘦せ型で、ネクタイにスーツで仕事をしている雰囲気が強い。
 驚きに目を見開いている尚樹に、親父の後を継いだのでと恥ずかしそうに首をさすって見せた。
「三代続いた植木屋なんで、絶やすのはもったいないし、なんといっても継ぐのが当然といった圧がすごかったんで。でも30までは好きな事をしていいっていうんで、鉄道会社で働きました」
「もしかして、鉄道ファンなんですか?」
「おっしゃる通り、鉄道マニアでした。あ、今では鉄道オタクっていうんですよね。私は電車に乗って旅をするのが好きでしてね。その旅先で出会ったのが妻なんです」
 隣りに座る照美に送る視線のなんと柔らかいこと。愛情という感情が目に見える様だと、尚樹は目を細めた。


/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ