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マスター・ナオキの怪店日記
第11章 4人目の幽霊様
いいオンナ、と尚樹の体の芯がきゅんと閉まる。
体のラインがはっきりしているニットと太めのシルエットの柔らか素材のパンツ。休日の志穂のスタイルと似ている服装が、より尚樹の下心に刺激を与えた。
「ああ、もうすぐ閉店時間ですけど・・まだ大丈夫です。短い時間になっちゃうけど、それでもよければ、どうぞ」
これが男だったら、ためらいなく断っているけど、こんないいオンナなら多少の残業なんて問題ない、と女を先に店に通し、ドアにはクローズの札をかけた。
女は、店の中に入ってから不思議な行動をとった。
テーブル席に近づいたりカウンターの端から端まで眺めて歩いたり、酒の並ぶ棚を食い入るように見つめている。その時の、少し口を開けた表情が、物珍しいものを見る子供のようで、そのかわいらしい表情にますます尚樹の体の芯はトクトクと跳ねていった。
「あ、なに飲みますか?」
カウンターの真ん中の席にコースターとおしぼりを用意し、女にオーダーを聞く。
一通り店内を眺めまわした女は尚樹の指し示す席に着くと、
「ビールくらいしか飲んだことないんだぁ」と、あいまいな返事をした。
「じゃあ、ビールでいいのかな?」
「そうだね、じゃあビール」
体のラインがはっきりしているニットと太めのシルエットの柔らか素材のパンツ。休日の志穂のスタイルと似ている服装が、より尚樹の下心に刺激を与えた。
「ああ、もうすぐ閉店時間ですけど・・まだ大丈夫です。短い時間になっちゃうけど、それでもよければ、どうぞ」
これが男だったら、ためらいなく断っているけど、こんないいオンナなら多少の残業なんて問題ない、と女を先に店に通し、ドアにはクローズの札をかけた。
女は、店の中に入ってから不思議な行動をとった。
テーブル席に近づいたりカウンターの端から端まで眺めて歩いたり、酒の並ぶ棚を食い入るように見つめている。その時の、少し口を開けた表情が、物珍しいものを見る子供のようで、そのかわいらしい表情にますます尚樹の体の芯はトクトクと跳ねていった。
「あ、なに飲みますか?」
カウンターの真ん中の席にコースターとおしぼりを用意し、女にオーダーを聞く。
一通り店内を眺めまわした女は尚樹の指し示す席に着くと、
「ビールくらいしか飲んだことないんだぁ」と、あいまいな返事をした。
「じゃあ、ビールでいいのかな?」
「そうだね、じゃあビール」