この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マスター・ナオキの怪店日記
第11章 4人目の幽霊様
「実はまだ死んだばかりなの。三日前、死んだのは三日前なの。だからほやほやなわけ」
・・ほやほや?ってなんて言い方だよ・・
 恐怖を通り越して理解不能で頭がいっぱいの尚樹は、女の言い方に眉間を寄せた。
「事故だったの」
 尚樹を気にせず女は続ける。
「車運転してての単独事故。まだ信じられないくらいよ。ほんとだったら今夜、彼とこの店に来るはずだったの。でも、どうしてこんなに早くここに来られたか不思議でしょ?親切なおじさんが教えてくれたのよ、あたしが彷徨っていたら。キミが探している店は今我々の間で評判の店だよって」
 もしかして!と目を見開いて尚樹が遮ると、「そう、元バーテンダーのおじさん」と女はカウンターの縁をポンと叩いた。
「おじさんったら、僕の方が腕は上だけど、彼もかなりの腕を持ってるから、美味しいカクテルをご馳走してもらいなさいって。だから次は是非カクテルを」
 あのバーテンおやじめ、とふふんと鼻をならしながらも、あの時のやり取りを懐かしく思う尚樹。
 よし、超ベテランバーテンダーからお墨付きをもらったカクテルを、この女のために、最初で最後になるカクテルを、心を込めて作ろう。
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ