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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第12章 販売コーナー(ダビデのマラ)

若い男性客が声を上げた。
半信半疑に冷やかしを込めた問いかけでした。
「オレの射精の勢いは凄くて量も半端なく多いんだけど、そんなにスイッチがたくさんあって、濡れたりして壊れないのか? まさか、使い捨てじゃないだろうなあ?」
店員さんは自信満々に答えます。
「はい、この商品は水深50メートルの防水加工がほどこされておりますから、精液はもちろん、何度でも洗ってご使用になれますわ。沖縄のサンゴ礁でダイビングをしながらでも、秘湯の混浴露天温泉で熟女の裸を眺めながらでも、時と場所を選びませんわよ」
「おおーー!」
「それだけではありません、虫よけのスプレーも内蔵されておりますので、山奥のトイレでも藪の中でも、農作業中でも魚を釣りながらでも用を足せます。ご家族で海水浴やキャンプにお出かけの際には、バッグに常備してくださいませ」
最前列でシラケた顔で、よそ見をしながら説明を聞き流している女性に、店員さんは矛先を向けた。
「そこのお嬢さま、用途は男性だけに限りませんわよ。メンスの日にはセックスを拒むのではなく、この商品を股に挟んで、彼氏に挿入させてあげて下さいな。お互いの愛情が、これまで以上に深まるでしょう。あっ、そちらの、更年期障害の奥さまも、旦那さまの浮気防止にご活用下さいませ」

