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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第12章 販売コーナー(ダビデのマラ)

後方で見物していた禿げ頭の男性が、恐る恐る手を上げて、申し訳なさそうな表情で質問をしました。
「ワシは老いぼれたせいか、バイアグラのジェネリックを飲んでも効果がなくて、若い女性とのセックスは諦めたが、せめてオナニーぐらいは満足にやってみたい。インポで中折れのチンポでも、そんな商品が使えるのだろうか?」
店員の女性はニッコリ笑って、禿げ頭のおっさんを正視しました。
「ご安心ください、お客さま。失礼ですが年齢はおいくつですか? はいそうですか86歳でございますか、まだまだお若い。当社の製品開発部門におきましては、80代は完熟少年、90代は完熟青年、100歳を越えて初めて中高年と呼ばせて頂いておりますわ。お客さまには、少し高額になりますが、こちらの商品をお勧めいたしますわ」
テーブルの引き出しから店員さんが取り出したものは、先の商品と色も形状も同じで見分けがつかない。店員さんは禿げ頭に向けて説明を加えます。
「こちらの商品には、特殊な漢方の薬剤が仕込まれております。秦の始皇帝も愛用したといわれる中国4.000年の秘薬でございます。ここからペニスを挿入しますと、薬剤によって血管が膨張し、萎えたペニスも中折れも、たちまちにして硬く勃起するのですよ」

