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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第12章 販売コーナー(ダビデのマラ)

まるでベッドの上は、美女と野獣の交合です。
というよりも、メスのコブラをほふる老マングースという感じでしょうか。
「ウオー、ウオー、ウオオーーーー」
「あふん、あふん、お、お父さま……、ああん、あああーーーーーん」
商品はいつの間にかベッドの外に蹴飛ばされ、見物の客たちはあきれ顔で、ぞろぞろと他の売り場へと散らばって行きます。
店員さんの悶える姿を名残惜しそうに眺めているおじいちゃんに、お父さんが声をかけます。
「あっちの売り場で、タトゥーシールのデモンストレーションをやってるようだぞ。行ってみましょう」
おじいちゃんは、とても切ない表情で、86歳の狂い咲きを眺めているのですよ。
近い将来の、我が身を見ている思いなのでしょうか……?
私はおじいちゃんの手を引いて、隣の売り場へと促します。
「おじいちゃん、行くよ!」

