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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第20章 ハゲタカの子分と

タコ娘はすっかり満ち足りた表情で応じます。
「約束通り、この門は通過させましょう。だが、次に待ち受ける試練は命がけですぞ。その試練を乗り越えれば、乙姫様に招かれて、竜宮城にて悦楽の世界を享受できるでしょう」
タコ娘の口調は穏やかだが、眉をひそめて表情は険しい。
「次の試練とは何だ? 何が待ち受けているのだ?」
「それは私の存ぜぬこと。この門を通過すれば、戻ることは許されぬ。進むしかないのだから、行けば分かるであろう」
「ふん、戻れないなら、行くしかあるまい」
タコ娘に促されて、海賊船長と2人の子分は前進する。
朱色の大鳥居を通過して左右を見渡せば熱帯のジャングルだが、歩いている道は神社の参道みたいに静寂で、敷き詰められた白砂が木漏れ日にキラキラと輝く。
ホットピンクのサンゴが街路樹となって左右に連なり、竜宮城へおもむく花道に相応しい。
空を見上げれば海のさざ波、ウミガメが手をつないで楽しそうに泳いでいる。

