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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第21章 ミノカサゴ姫

白髪のカブトガニは、いきがる船長をたしなめて言い放つ。
「お前たちの誰か一人が命がけの戦いをして、勝利すれば通過できるが、敗北したら全員が死ぬことになるのだ。分かったか?」
「ならば勝つ! ワシらは無敵の海賊だぞ。誰と戦っても負けはせぬ。どこで、どう戦えば良いのだ?」
白髪のカブトガニは明らかに見下している。見くびっている。
飛んで火にいる夏の虫をあしらうような、捨て鉢な言い草でルールを説明してくれる。
「ならば教えてやろう。ルールは単純だ。目の前の金閣寺の黄金の密室で、ミノカサゴ姫とセックスファイトを行って、見事に操を奪って射精できれば生き延びられる。敗北すれば海の藻屑となって小魚の餌になる」
「ふん、そんなことか。姫様を強姦すればいいのか。たやすいことだ」
「バカ者、姫だと思ってナメるなよ。ミノカサゴのヒレの先には毒針が仕込まれている。人食いザメだってイチコロだ。刺されれば強姦する前に死ぬことになる。命知らずは前に出ろ、案内してやる」
海賊たちは顔を見合わせたが、二人の子分はすでに精液を出し尽くしてスルメ状態だ。
子分を制して船長が前に進み出た。

