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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第21章 ミノカサゴ姫

なんと女は熟年の美顔で、縞模様の胸ビレと背ビレをヒラヒラさせたミノカサゴの人魚姫ではないか。
真っ赤に血走る瞳をギラギラと輝かせて、妖しい眼差しで船長を見つめている。
舞台を見つめていたおじいちゃんが、驚いたように叫びました。
「おお、なんと……、あの人魚は本物の人間だぞ。船長も背景もみんな立体の映像じゃが、あの女だけが実物の人間だぞ。ヒラヒラの背ビレや胸ビレは、振袖の生地を細工したものに違いない。ミノカサゴの模様に似せて、腰に帯も締めているぞ。目が赤いのは、カラーコンタクトじゃろう」
言われてみれば、確かにミノカサゴ姫は本物の女性だ。
アダルト映画に出演するような、妖艶な熟年の美女だ。
立体映像の背景の中に、きっちり女性の姿は溶け込んでいる。
だけど、4D映像の船長と実物の女性がセックスシーンを演じたって、動きがピッタリ噛み合うはずがないだろう。
映像と実物というちぐはぐな組み合わせで、どのように強姦ファックを演技して見せるのだろうか?
その理由は、まもなく分かった。

