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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第21章 ミノカサゴ姫

海賊で略奪した戦利品の女を扱うように、船長は人魚姫を強く抱きしめて動きを封じた。
オッパイのふくらみが胸毛を挟んで皮膚に感じる。
あらためて人魚姫の容貌を見定めると、射るような鋭い眼差しに優美な目鼻立ちが、路辺に咲く曼殊沙華のような危うい妖しさを香り立たせる。
この熟美女と命をかけて勝負したのだ。
オレは勝って権利を得たのだ。
たっぷりと強姦してやるから、抵抗して暴れてみろ。思いっきりあらがってみろ。
見つめ合っているうちに性欲が込み上げて、思わず船長は唇を奪って舌をからめた。
その刹那に、人魚姫の瞳がまん丸く見開くと、尖った両手の爪が船長の背中にググイと食い込んだ。
「痛っ! ううう、油断してたぞ……くくく」
とっさの苦痛に船長は、手にしていた短剣を人魚姫の背中に突き刺したのです。
短剣を大きく振りかざし、白肌の裸体を抱きしめるようにグサリと背中を突き刺したのです。
「あうう、うう……」

