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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第23章 竜宮城

サンゴの廊下の突き当りでトラフグの人魚姫は立ち止まり、金屏風のふすまをススーと開きます。

なんと、500畳はあろうかと思えるような大広間の壁際に、真鯛やヒラメの舞妓たちが、華やかな衣装をまとって控えているのです。

大広間の真ん中には酒膳が用意されているのですが、お膳を前に人魚姫をはべらせて、無作法に狂喜しているのは二人の海賊の子分ではありませんか。

しかも、よく見ると、すでに酔いが回っているのか髭面の子分は、右手でアンコウの人魚姫の乳房をまさぐり、左手で衣装の裾をめくって太ももを撫でているのです。

アンコウの人魚姫もされるがままに、頬を赤らめてお酌をしています。

ハゲタカ面の子分は船長の登場にも気づかない様子で、オコゼの人魚姫を押し倒してディープキッスの真っ最中です。

オコゼ姫の衣装の裾はめくれて、白肌の太ももと海ブドウのパンティが丸見えです。


二人の子分の乱れように、船長は怒りのあまり頭に血が上ります。

自分が命がけの格闘をした末に勝利して、おかげでお前たちの命を救ってやれたというのに……、船長を差し置いて酒を飲んで酔っぱらい、人魚姫と戯れているとは断じて許せない。




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