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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第7章 販売コーナー(モナリザの媚笑)

ポカンと口を開けているおじいちゃんに、いやらしい想像を膨らませないように、私は注意を促してあげます。
「おじいちゃん、ここは下着売り場なんだからね。マネキンを相手に変な妄想なんかしちゃあダメだよ」
おじいちゃんは、目をしばたかせて我に返ります。
「おお、そうじゃ。さっそくメグちゃんにお似合いの下着を選ぼうじゃないか。お母さんと麗子ちゃんにも、じっくり選んでお土産に買って帰ろうじゃないか」
「うん。でもさあ、こんなにあったら……目移りしちゃって選べないよ。下着の色だって、種類だってさあ、100以上もありそうだよ……」
「うーむ、確かに……、色鮮やかな下着に囲まれて目がくらみそうじゃ」
その時です……、
白いシースルーのランジェリーに、黒刺繍のビキニパンティを穿いてたたずんでいたマネキンが、突然動き出して声をかけてきたのです。
「いらっしゃいませ。私がお客さまのお手伝いをさせて頂きますわ」
マネキンに混じって売り場に潜んでいた店員さんが、私たちの会話を聞いて声をかけてきたのです。
私たちが驚いて振り向くと、店員さんはニッコリ笑って揉み手をしています。
白シースルーのランジェリーと黒ビキニパンティは、売り場の女性店員の制服のようです。

