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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第9章 販売コーナー(エロのヴィーナス)

店員さんが次にテーブルから取り上げたのは、勃起した男根を模したバイブレーターです。

「こちらは皆さまおなじみの、女性用のオナニー定番のバイブです。でも、皆さま、女性用だからといって、女性が一人で使うものだと決めつけないで下さいね。よりアクロバティックなセックスを楽しめるように、この商品は開発されたのですよ」

店員さんはテーブルから、樹脂製の細長い女性器の模型を取り上げました。

それを左手に握って目の前に掲げると、右手に持ったバイブを割れ目に押し当てます。

グリグリグイッと割れ目にハメ込むと、いかにも卑猥そうな手つきでゆっくりとバイブを出し入れするのです。
バイブのスイッチを入れると、左手に持つ女性器がブルブルと震えます。

亀頭の先がクネクネと動いているのでしょうか、女性器の形状が前後に歪んで膨らみます。


だがしかし、男女の結合を連想させて卑猥ではあるのですが、見物客の表情はまるでシラケています。

幼稚園児の性教育でもあるまいし、模型の交合なんかでは顧客の期待に応えることなんかできません。

そんな空気を察した店員さんは、女性器の模型を自分の股座に挟み込んで、バイブのスイッチを最強に切り替えました。


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