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第9章 販売コーナー（エロのヴィーナス）

店員さんの太ももからお尻にかけての筋肉が打ち震え、いかにも感じているかのような喘ぎ声を発します。

しかし、あからさまな誤魔化しの演技では、見物客の興味を引けません。

完璧なシラケムードを察した店員さんは、バイブと女性器の模型をテーブルに置くと、代わりに取り上げたのはシリコン素材の黒いペニスバンドです。


店員さんは黒パンティの上にペニスバンドを装着し、黒革のバンドをしっかり絞めると、先ほどの女性器を手に持って、割れ目にペニスの先をあてがったのです。

「皆さま、ご覧ください。ペニスバンドは女性が装着するものですが、この商品は特殊な素材でできておりまして、短小や早漏や勃起不全でお悩みの男性でも使用できるように、伸縮自在の空洞になっているのですよ。性別を問わず、オマンコでもアナルでも、自由にお楽しみできるのですよ」

店員さんは見物客をグルリと見渡すと、ペニスの先を模型の割れ目にグイッと挿入し、ゆるりと腰を前後に振り始めます。

「おおーー！」

男性客から感嘆の声が上がるのですが、盛り上がりは今一息です。
しょせんは偽のペニスと、女性器の模型を使った一人芝居ですから、すぐさまシラケの溜息です。