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雪エルフのメイドはホムンクルス執事と
第4章 ホムンクルス執事が目覚めたら
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 そのときキアラは想像と直感で、母が何をやったのか、だいたいの想像はついていた。
 あのとき、母に群がっていたゴブリンの半分くらいは、出くわしたキアラのあとを追い掛けた。それで母が相手しなければいけない数は減った。

(あのとき母さんは)

 愚かで哀れな一匹のゴブリンの雄の急所を口に咥えて、もう二匹を両手で。きっと噛み千切って、火事場のバカ力で握り潰し引きちぎったのだろうか?
 年若く人生経験の浅いキアラだって、男がそこをやられたらどういう反応をするかは知っている(なにしろ弟もいるから!)。動物やゴブリンだって同じことだろう。かつてお風呂場で弟のユーリを洗ってやったとき、アレがどんなものかくらいは知っている。「これって、引っ張ったら千切れない? 引っこ抜けそう? ここの痛いところとかペンチで引っ張ったら。こんなのブラブラぶら下げてよく普通に生活できるね。座るときにぶつけたりしないの?」などと触り摘まんで玩弄し、しばらく脅し文句にしていた思い出がある。
 思うにつけ、キアラは母の呵責ない残酷な所業にゾッとしてしまう。だって、母は「その残酷さ」をよく知っているはず。知っていてやった(わざと狙ってやったに違いない)ところに、母の怒りと殺意の本気度が窺えるものだから、キアラは慄然となってしまった。
 過去に彼女が弟のユーリと遊んでいたときに「電気あんま」をふざけて強くやり過ぎて、半泣きで脂汗を流しながら苦しみ悶えさせたことがある。あのとき母は顔を青ざめさせて珍しく怒って子供に手を上げ(普段は叱るにも主に教え諭す人なのだが)、ゴンッとかなり強い拳骨を見舞われた(母から半ば本気で強烈にぶん殴られた唯一の経験だろう)。

「キアラ! 無事で!」

 嬉しげに目に少しだけ涙さえ浮かべた母は、復活・再起動で同行した執事の姿に気がつくと、目を白黒させる。すぐに当惑と恥じらいの様子になって照れ笑いし(生娘に比べれば心の余裕はあれども、やっぱり恥ずかしいらしい)、うろたえて手ブラで破れた服からはみ出した大輪の花二つを隠す。破れかけたスカートの足には逆流した不浄の白濁が滴っていた。
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