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高身長主任はツンデレ
第1章 出張
男性に手を引っ張られ歩くと言う、左党にとって貴重な経験に酔っている間に、二人は薄暗い通りに入って行った。

気がついた時には、目の前に、ラブホテルが現れていた。
(まさか、入るの?初めてなんだけど…)
他中は何も言わずに、まさかのラブホテルに入って行った。
そのまま、空室を表す明るい部屋のパネルの横のボタンを押してキー手にして、エレベーターに乗り、そのまま無言のまま二人は部屋へと入った。

部屋は広く、三人掛けのソファーに奥に大きなベッドがあった。
他中に「どうぞ。」促され、左党がソファーに座り、隣に他中が座った。
正面には、テーブル、壁にはテレビが備えられている。
他中はバッグを開け、「お返しします。」と、テーブルの上に左党のプレジャートイを置いた。
いざ、こうやって二人肩を並べて、プレジャートイを目にすると、左党の中に恥ずかしさが込み上げてきた。
他中に目を向けず、手に取り、仕事用のトートバッグに仕舞った。
「それで、」と、声を掛けたのは他中だった。
「昨日の約束覚えてますか?」
(約束?)「えっと、なんだっけ?」左党に思い当たる約束がなかった。
「あの、満足させるから内緒にしてって。」
左党は、俯き加減に前を向いたまま。
「えっ、でもそれは…。…他中君、満足したでしょ…。」
「してませんよ。」他中は続けて「だって、昨日、左党主任寝てしまってその途中で終わったんですよ。」
「えっ。」と、驚いて左党は他中の方に顔を向けると、他中と見つめ合いことになっていた。
「満足させてくれますか?」
その質問に、少し考えて、
「そうね…仕方ないわよね…。」
その言葉を聞いた他中は、立ち上がると、左党の手を取り、
「じゃあ、シャワーを浴びましょう。」
左党は立ち上がらず、座ったまま、
「ちょっと、待って、昨日はお口でって約束でしょ。だから…。」
他中の頭の中には、昨日の事が浮かんだび、少し考えて、
「判りました。先にシャワー浴びてきますね。」
そう言って、奥のバスルームへ入った。
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