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人生逆転した男
第2章 保険外交員 水瀬祐希
最終見積を受け取ったあとの2日後の退勤後木原は水瀬祐希に電話をかけた。
『お世話になります。水瀬です。』
木原「あの、ちょっと相談というか話しがあって・・・」
『あ、はい。どうされました?』
木原「あの保険のことなんですけどちょっと考え直そうと思っていまして」
『そうですか・・・やはり金額的なところでしょうか?それでしたら再度見直しを・・・』
少し水瀬祐希の声のトーンが暗くなったような気がした。
木原「いえ、あの申し上げにくいんですが、実は・・・」
木原は水瀬祐希に金額が金額だから別の保険会社にも相見積を取ったことを打ち明けた。だが、実際は他社には見積はとっていなかった。木原は彼女への横縞な妄想を具現化させるために上げてから落とす戦法を実行に移していた。
『弊社のプランの方が良くなかったということでしょうか?』
木原「うーんそれもあるんですけど」
『何か他にも理由がおありですか?あの、もしよろしければこれからお会いできないでしょうか?』
正念場だと理解したようだ、流石はエース格の外交員だ。
今からとは動きが早い。
木原「私は大丈夫ですが、ただ・・・」
ただと言う言葉を遮るように彼女は話した。
電話での会話では不利になる一方だと感じているのかもしれない。
『ありがとうございます。詳細はお会いしたときに伺わせてください。場所は前回の喫茶店でよろしいでしょうか?』
木原「大丈夫です。はい。それでは・・・」
電話を切ったあと木原は心の中でガッツポーズをした。
ここまでは計画通りだった。
あとは思い描いた通りにいくか、あの美人がそんな簡単に一筋縄で行くのだろうか。
深呼吸をして木原は喫茶店の方向へと足を踏み出した。
『お世話になります。水瀬です。』
木原「あの、ちょっと相談というか話しがあって・・・」
『あ、はい。どうされました?』
木原「あの保険のことなんですけどちょっと考え直そうと思っていまして」
『そうですか・・・やはり金額的なところでしょうか?それでしたら再度見直しを・・・』
少し水瀬祐希の声のトーンが暗くなったような気がした。
木原「いえ、あの申し上げにくいんですが、実は・・・」
木原は水瀬祐希に金額が金額だから別の保険会社にも相見積を取ったことを打ち明けた。だが、実際は他社には見積はとっていなかった。木原は彼女への横縞な妄想を具現化させるために上げてから落とす戦法を実行に移していた。
『弊社のプランの方が良くなかったということでしょうか?』
木原「うーんそれもあるんですけど」
『何か他にも理由がおありですか?あの、もしよろしければこれからお会いできないでしょうか?』
正念場だと理解したようだ、流石はエース格の外交員だ。
今からとは動きが早い。
木原「私は大丈夫ですが、ただ・・・」
ただと言う言葉を遮るように彼女は話した。
電話での会話では不利になる一方だと感じているのかもしれない。
『ありがとうございます。詳細はお会いしたときに伺わせてください。場所は前回の喫茶店でよろしいでしょうか?』
木原「大丈夫です。はい。それでは・・・」
電話を切ったあと木原は心の中でガッツポーズをした。
ここまでは計画通りだった。
あとは思い描いた通りにいくか、あの美人がそんな簡単に一筋縄で行くのだろうか。
深呼吸をして木原は喫茶店の方向へと足を踏み出した。