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人生逆転した男
第2章 保険外交員 水瀬祐希
仲居「それでは以上で終了とさせていただきます」
木原「ごちそうさまでした」
祐希「ごちそうさまでした」
仲居「お食事はいかがでしたか?」
祐希「とっても美味しかったです」
木原「最高でした」
仲居「それは良かったです。ありがとうございます。それではお布団の方敷いてもよろしいでしょうか」
木原「はい、お願いします」
木原にとってはこれからが待ちに待ったデザートの時間だった。
水瀬祐希は急に喋らなくなったが、やはり意識しているのだろうか。
木原は時計を見た。
まだ時間は20時だ。
たっぷりと時間はある。
仲居が敷き布団を横並びにくっつけてメイキングしていく。
非常に手際がよくまたたく間に二人分の布団を敷き終わった。
仲居「それではごゆっくり。おやすみなさい」
木原「おやすみなさい」
祐希「おやすみなさい」
仲居が退室し、二人だけが部屋に残された。
木原は部屋の入り口の方へ行き、扉の鍵を内側から締めた。
そして部屋に入り襖を閉める。
木原は内なる感情がもう抑えられなかった。
部屋に戻ると普通では躊躇してしまうような言葉を水瀬祐希に投げかける。木原は言いながら自分の顔が強張っているのがわかった。
木原「・・・水瀬さん、例の接待の方ですが、ぼちぼちお願いできますか?」
祐希は急な投げかけに面食らったようだった。
祐希「・・・接待・・・ですね」
この状況の「接待」の意味は大人の女性なのだから彼女もわかるはずであろう。
祐希は伏し目がちになったあと少し恥ずかしそうな表情で木原を見る。
祐希「あの・・・間違いなく契約書にサインしてくださいますか?」
木原「もちろん」
木原「ただ・・・気持ちよくサインしたいので、水瀬さんの本気の『接待』でお願いしたいと思います」
木原「ごちそうさまでした」
祐希「ごちそうさまでした」
仲居「お食事はいかがでしたか?」
祐希「とっても美味しかったです」
木原「最高でした」
仲居「それは良かったです。ありがとうございます。それではお布団の方敷いてもよろしいでしょうか」
木原「はい、お願いします」
木原にとってはこれからが待ちに待ったデザートの時間だった。
水瀬祐希は急に喋らなくなったが、やはり意識しているのだろうか。
木原は時計を見た。
まだ時間は20時だ。
たっぷりと時間はある。
仲居が敷き布団を横並びにくっつけてメイキングしていく。
非常に手際がよくまたたく間に二人分の布団を敷き終わった。
仲居「それではごゆっくり。おやすみなさい」
木原「おやすみなさい」
祐希「おやすみなさい」
仲居が退室し、二人だけが部屋に残された。
木原は部屋の入り口の方へ行き、扉の鍵を内側から締めた。
そして部屋に入り襖を閉める。
木原は内なる感情がもう抑えられなかった。
部屋に戻ると普通では躊躇してしまうような言葉を水瀬祐希に投げかける。木原は言いながら自分の顔が強張っているのがわかった。
木原「・・・水瀬さん、例の接待の方ですが、ぼちぼちお願いできますか?」
祐希は急な投げかけに面食らったようだった。
祐希「・・・接待・・・ですね」
この状況の「接待」の意味は大人の女性なのだから彼女もわかるはずであろう。
祐希は伏し目がちになったあと少し恥ずかしそうな表情で木原を見る。
祐希「あの・・・間違いなく契約書にサインしてくださいますか?」
木原「もちろん」
木原「ただ・・・気持ちよくサインしたいので、水瀬さんの本気の『接待』でお願いしたいと思います」